目次
1.汚れの種類について
2.火災発生時の損害について
3.延焼防止機器について
4.清掃作業時の問題について
5.ダクト清掃の可否について
6.主な作業行程について
7.清掃費用について


汚れの種類について
油汚れ油調理で発生する油煙汚れです。
中華・焼肉・揚げ物等の調理では特に汚れが酷くファンの目詰まり(風量低下)や油垂れの原因になります。 引火すると長時間延焼し鎮火困難です。
埃汚れ空気中の塵や埃により発生する汚れです。
湯沸器・洗浄機等のフィルターの無い排気口付近に多量付着します。短時間の炎上ですが引火性が高いです。
すす汚れ薪(まき)類を使用する調理器具(ピザ釜等)より発生する炭状の汚れです。
使用環境によって格差がありますがダクトの詰り・ファンの目詰まり(風量低下)を起しやすく引火性が非常に高いです。


火災発生時の損害について
物的問題ダクト設備の損傷。ダクト付近の配線・器具の損傷。他設備への引火。
管理問題管理責任の追及。
信用問題火災発生店舗・ビル全体の信用喪失。


延焼防止機器について
防火フィルターフィルターの中には防炎効果の有る物と無い物があります。
防火ダンパー一定の温度になると通風を遮断するもの。汚れや火炎の状態により信頼性が異なります。
簡易消火設備一定の温度で、着火物・ダクト内へ消化剤を噴射するもの。信頼性は高いようです。


清掃作業時の問題
清掃作業時には各種トラブルの可能性があります。万が一のことを想定し信頼の出来る業者を選びましょう。
天井ボード破損天井内作業時に足を踏み外しボードを破損してしまう可能性があります。
天井内配線破損天井内作業時に各種配線を切断・短絡してしまう可能性があります。
天井内配管破損天井内作業時に各種配管を破損してしまう可能性があります。
ダクト消火作動ダクト消火用のセンサーを破損により誤作動してしまう可能性があります。
作業後対処不備作業中に汚した個所や物品移動の後始末を見落とす可能性があります。


ダクト清掃の可否について
ダクト清掃は天井内や設置個所の状況により通常施工手段では清掃不可能なことがあります。
縦ダクトはコスト面・施工安全面の観点から通常は清掃いたしません。
清掃可能個所を可能な限り清掃して延焼を防ぐことが必要です。


主な作業行程について
お見積り現場調査(有料)→ お見積り
清掃の実施安全確認 → 養生 → 点検口開口 → 清掃 → 作業完了確認
作業報告写真報告書の提出(書類 又は CD−ROM)


清掃費用について
清掃費用は設備の規模・設置環境により格差があります。
ご希望によりコスト重視・内容重視等の依頼をすることが出来ます。

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注意:本文に記載されている内容は当社の認識による見解です。